フットボールチャンネル

移籍が噂のオーバメヤンがドルトを“挑発”? チームの試合中に別の場所で…

text by 編集部 photo by Getty Images

ピエール=エメリク・オーバメヤン
ボルシア・ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】

 今季は規律違反を繰り返してクラブから処分を下されているボルシア・ドルトムントのガボンFWピエール=エメリク・オーバメヤンだが、またしてもクラブを怒らせかねないような行動を取ってしまったのかもしれない。独紙『ビルト』が独占情報として伝えている。

 ドルトムントのエースストライカーとして活躍してきたオーバメヤンだが、今季はたびたび規律違反を犯し、クラブから出場停止などの処分を受けている。現地時間14日に行われたブンデスリーガ第18節のヴォルフスブルク戦も、前日のミーティングを無断欠席したとの理由でメンバーから外されてしまった。

 19日の第19節ヘルタ・ベルリン戦では復帰が見込まれていたが、オーバメヤンはまたしても欠場。今度は規律違反が理由ではないようだが、クラブ幹部や監督が語ったところによれば、試合に集中できていない様子だったためメンバーから除外したという。アーセナルへの移籍に近づいていることがその理由ではないかともみられている。

 いずれにしてもクラブとしては、オーバメヤンには反省の色を見せてほしいと望んでいたことだろう。だが『ビルト』が写真とともに伝えたところによれば、オーバメヤンはチームメートたちの戦いをテレビ観戦することもなく、ヘルタ戦と同時刻に友人たちとフットサルを楽しんでいたという。

 ドルトムントのユニフォームを着てプレーする姿を写真に捉えられたオーバメヤンだが、自身のユニフォームではなく「デンベレ」の名前が入った7番のものを身につけている。昨夏バルセロナへ移籍した元チームメートのFWウスマン・デンベレのユニフォームだ。

 デンベレはバルサへの移籍を熱望するあまり、ドルトムントでの練習参加を拒否する“ストライキ”を実行し、最終的に移籍を実現させた。オーバメヤンも移籍が噂される状況の中でそのユニフォームを着用したのは、クラブに対する挑発ではないかとの見方が伝えられている。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top