パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するブラジル代表FWネイマールに対するレアル・マドリー移籍の噂が絶えない。

　昨夏バルセロナから巨額の移籍金でPSGに加入したネイマールは、加入当初から自らの実力を発揮し、今季はリーグ戦15試合で15ゴールを記録。このブラジル代表FWの能力を疑う人はおらず、今後も何事もなくチームにフィットしていくと思われていた。

　しかし、ネイマールを取り巻く環境はあまり好ましくないものとなっている。フランス・リーグ1第21節のディジョン戦、同選手はクラブ歴代最多得点記録更新がかかったFWエディソン・カバーニにPKの機会を譲らなかったとしてファンから大ブーイングを受けている。その他にも、これまでにはチームメイトやウナイ・エメリ監督との不仲説が報じられたりと、プレー以外の面で問題を抱えているように思われる。

　そんな中、仏紙『レキップ』は、ネイマールが噂のレアル・マドリー移籍のために給料の減額を覚悟していると報道。同選手は現在年俸3800万ユーロ（約49億円）を受け取っているが、マドリーに入団した場合には、エースのFWクリスティアーノ・ロナウドが受け取っている2100万ユーロ（約27億円）ほどの金額に減額されることを容認しているという。

　ピッチ外での問題から早期のクラブ退団が騒がれているネイマールだが、果たしてこれからますますレアルへの禁断の移籍の可能性は高まっていくのだろうか。

【了】