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スモールクラブは合わない…? 元蘭代表DF、半年でイタリアを去る。今度はMLSへ

text by 編集部 photo by Getty Images

グレゴリー・ファン・デル・ヴィール
フェネルバフチェ時代のグレゴリー・ファン・デル・ヴィール【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエAのカリアリは1日、DFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールがメジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFCへ移籍することを発表した。

 29歳のファン・デル・ヴィールは、アヤックスで注目を集めて2012年にパリ・サンジェルマンへ移籍した。2016年に契約満了を迎えると、今度はトルコのフェネルバフチェに加入。しかし、出場わずか11試合で1年で退団することになり、昨年夏にカリアリに移籍している。

 だが、イタリアでもフィットしなかった。半年間の在籍でセリエA出場は6回のみ。3年の契約を交わしていたが、半年で新天地に向かうことが決まった。

 ファン・デル・ヴィールはトロントFCの公式サイトで、「僕は8歳のときにアヤックスの一員になった。そこはいつも勝利、勝利、勝利で、毎年チャンピオンであることを義務づけられた。それからパリ・サンジェルマンへ行き、そこも同じメンタリティだった。ここ6ヶ月はより小さなクラブでプレーして、自分について学んだ。そのメンタリティは僕のとは違ったね。だから、この勝者のクラブに加入できてうれしい」とコメントしている。

 かつてはヨーロッパのビッグクラブが関心を示す注目の若手だったファン・デル・ヴィール。トロントFCにはFWセバスティアン・ジョビンコのようにアメリカで輝きを取り戻した選手もいるが、同じような復活を見せられるだろうか。

【了】

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