かつてインテルでプレーし、ここ最近は無所属の状態が続いていた元ブラジル代表GKジュリオ・セザールが、ブラジル1部の古巣フラメンゴに復帰することとなった。

　昨年11月にポルトガル1部のベンフィカと契約を解除しフリーとなっていたセザールは、そのままどこからもオファーがなければ現役引退を考えていた。しかし、最終的には自身最初のプロクラブであるフラメンゴと3ヶ月、月給36000ユーロ（約48万円）という異例の契約で合意に達し、現役続行が決まっている。

　しかし、妻のスザーナ・ウェルネルさんは、夫のキャリア延長に喜びを示すどころか、家庭の事情を考慮しないセザールに対し怒りを露わに。自身のインスタグラムのアカウントで心境を語っている。

　「この話について考える前に、私はなぜジュリオについていかないのかを説明したい。私はここで大事なことをたくさん抱えている。最も大事なのは子供たちで、ブラジルに住むためにここに置いていくことはできない。ジュリオはブラジルで幸せになろうとしていたけど、私は子供たちのことを考えなければならない。ジュリオはいつも素晴らしい人で、良いお父さん、良い夫だった。でも男の人は勝手だわ。私はフェミニストではないけど、そうなのよ」

　一方、再びサッカーができることとなったセザールは「戻ることができて幸せだ。チャンピオンとなり、素晴らしい形でキャリアを締めくくることでやる気が満ちている」と自身のインスタグラムで意気込みを語っている。意見の食い違う2人は、この先どのように仕事と家庭事情との折り合いをつけていくのだろうか。

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