アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、FWピエール＝エメリク・オーバメヤンに対して期待が集まりすぎることを警戒している。同指揮官のコメントを英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

　1月の移籍市場でボルシア・ドルトムントからアーセナルへ移籍したオーバメヤンは、今月3日のデビュー戦となったエバートン戦でいきなりゴールを記録した。

　アーセナルのレジェンドである元フランス代表のティエリ・アンリ氏と比較する声も出ている。オーバメヤンはレジェンドがつけていた「14」を背番号に選び、アンリ氏について言及していた。

　だが、ヴェンゲル監督はアンリ氏との比較は早いと感じている。10日のトッテナム戦を前にこう話した。

「野心あふれる話で、それは良いことだ。アンリはアーセナルの歴史で最高のスコアラーだ。それよりも多くのゴールを挙げるというなら、悪いことではない。ただ、ここでプレーした過去最高の選手との比較はまだ早すぎるだろう」

「彼（オーバメヤン）は、まだここで1試合しか出ていない選手だが、彼のフィニッシュは見事だった。長年にわたって多くのゴールを決めることは、偶然で起こることではない」

　それでも、ノースロンドンダービーでもゴールを決めるようなことがあれば、アーセナルファンは久々に現れた真の点取り屋をますます気に入るだろう。これから偉大なレジェンドのようなキャリアを送れるだろうか。

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