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処分恐れず主張貫くペップ。“黄色いリボン”外さず「どんな決定も受け入れる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼップ・グアルディオラ
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「政治的メッセージ」を発したとしてイングランドサッカー協会(FA)から処分対象とされながらも、自身の主張を曲げようとはしなかった。

 FAは、グアルディオラ監督が昨年11月から試合の際に黄色いリボンを胸につけていることが政治的メッセージの発信を禁じる規定に違反しているとして、同監督を処分対象として調査することを発表した。リボンは、監督の故郷であるスペインのカタルーニャ州で独立運動を行ったとして投獄された政治家たちを支持する意味が込められたものだ。

 これにより、シティ指揮官には罰金やベンチ入り禁止などの処分が下される可能性があるとみられている。だがFAからの警告を受けながらもグアルディオラ監督は、現地時間25日に行われたカラバオ・カップ(リーグ杯)決勝のアーセナル戦でも黄色いリボンを身につけていた。

 英紙『デイリー・メール』などが、アーセナルを3-0で下してタイトルを獲得した試合後のグアルディオラ監督のコメントを伝えている。「ルールを破っているということは受け入れる。罰金も受け入れるつもりだ」と、処分を甘んじて受ける姿勢を示した。

「私は監督である前に人間だ。イングランドではブレグジット(EU離脱)について意見を持つことが認められ、スコットランドで住民投票を行うことも許された。それと同じことを求めた者たちが投獄されている。私の振る舞いについてどのような決定が下されようとも受け入れる。敬意を欠く行為ではなく、ヒューマニズムの一部だ」とグアルディオラ監督は訴えている。

【了】

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