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欧州でゼロからのクラブづくりFCバサラマインツの挑戦【08】海外で戦うための筋力トレーニング

シリーズ:FCバサラマインツの挑戦 text by FC Basara Mainz photo by FC Basara Mainz

1人ひとり、選手に合わせたメニューを考案

バサラマインツ
ジムの清掃活動を行う選手たち【写真:FC Basara Mainz】

 しかし、我々のようなアマチュアチームが選手に提供できるものには限界がありプロチームに比べるとまだまだサポートが不十分であるというのが現状です。そういった足りない部分は、選手たち自らが考え、行動することで補っています。

 では、具体的に選手たちは日々どのようなトレーニングに励んでいるのでしょうか?

「現在は週3回、チームが契約しているトレーニングジムにて、筋力トレーニングを中心にアジリティートレーニングやバランストレーニングを行っています」と語るのはチーム在籍2年目のトレーナーの宮崎。

 選手がジムでトレーニングをする際には宮崎が帯同し、選手のサポートを行っています。10人以上もの日本人選手がいる中、全員が全員同じメニューをこなすわけではありません。

 選手1人ひとりにフォーカスを当て、個々に見合ったトレーニングを宮崎自らがメニューを組んで伝えています。

 今シーズンの日本人選手は身体が小さい選手が多かったこともあり、基本的には重いおもりを持っての筋肉の肥大にフォーカスを当てています。そしてその肥大させた筋肉にアジリティーメニューを並行して行うことで、身体のキレを磨きます。

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