フットボールチャンネル

欧州でゼロからのクラブづくりFCバサラマインツの挑戦【08】海外で戦うための筋力トレーニング

日本代表・岡崎慎司が創設に携わったFCバサラマインツ。ドイツ11部リーグからスタートし毎年優勝、現在はドイツ8部に属する。チーム創設にはどのような想いがあり、そして、そこで働くスタッフは何を感じているのか。欧州でゼロからクラブを作っていく様子を、現役スタッフが現地よりお伝えします(不定期連載です)。

シリーズ:FCバサラマインツの挑戦 text by FC Basara Mainz photo by FC Basara Mainz

肉体強化に取り組みやすい環境

バサラマインツ
チーム契約のジムのオーナーとバサラの選手たち【写真:FC Basara Mainz】

 前季シーズン終了現在、ドイツ8部リーグで4位につけているFCバサラマインツ。2位に大差をつけ、9部リーグを制覇した昨シーズンの勢いとは裏腹に、今シーズンは苦戦を強いられています。

 さて、前回の掲載では、ドイツ9部リーグと8部リーグの環境の変化やサッカーレベルの違い、7部リーグ昇格への準備などについてお話をしました。今回は選手たちが行っている練習、日本人チームトレーナーの役割についてお届けしていきます。

 今シーズン、バサラマインツの日本人選手は徹底した肉体改造を行っています。海外に出てくる日本人選手がまず目の当たりにするのが、外国人選手とのフィジカルの差です。

 我々日本人に比べ外国人は、身体の大きさや骨格が圧倒的に違います。選手たちはフィジカル面で外国人に勝るべく、妥協することなく身体作りに向き合っています。

 まず1つ目にチームの取り組みとして挙げられるのが、トレーニングジムの契約です。これによって選手たちは空いた時間に好きなだけジムに通うことができ、肉体強化に取り組みやすい環境が整っております。

 また、身体作りに大切なトレーニング以外の部分にもしっかり目を向け、プロテインなどの支給による栄養面でのサポートも充実させています。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top