ケルンのシュテファン・ルーテンベック監督は同クラブに所属する日本代表のFW大迫勇也を称賛している。

　今季の大迫は開幕からリーグ戦だけでなくヨーロッパリーグ（EL）や日本代表戦などの過密日程、また自身の体調不良も重なりなかなかコンディションが上がらなかった。それでも直近5試合で3得点1アシストの活躍を見せチームも最下位から脱出した。

　この復調してきた大迫を高く評価しているのがルーテンベック監督だ。21日付けの独紙『ケルナーシュタットアンツァイガー』で同監督は「彼は1対1の状況でほとんど勝っている。これは素晴らしい数字だ」とデュエルでの強さを褒めている。

　続けて「彼はどのポジションでプレーする事になっても不満を一切漏らさない。だから我々にとって価値のある選手なんだ」とケルン攻撃陣ではなくてはならない存在との見方を示した。

「チームが良いプレーをすればするほどオオサコがさらに輝くだろう」と語るルーテンベック監督。入れ替え戦に回る16位のマインツとの勝ち点差は「5」だが、大迫の活躍次第では逆転残留の可能性も十分あり得るだろう。

【了】