フットボールチャンネル

スペイン代表でハットのイスコ、レアルでは…「監督に信頼されていない」

text by 編集部 photo by Getty Images

イスコ
スペイン代表のイスコ【写真:Getty Images】

 スペイン代表対アルゼンチン代表の国際親善試合が現地時間27日に行われ、スペインが6-1の勝利を飾った。レアル・マドリー所属のMFイスコはハットトリックを達成する活躍で勝利の立役者となった。

 イスコは1-0で迎えた27分、マルコ・アセンシオからのクロスに合わせて自身1点目。1点を返されて前半を折り返したあと、52分にはイアゴ・アスパスからのパスに合わせて3-1のゴールを奪った。さらにチームが5-1と大量リードを奪ったあと、75分にはハットトリック達成となるゴールで大勝劇を締めくくった。

 見事なプレーでスペイン代表の主役となったイスコだが、所属するマドリーでは必ずしもポジションは約束されておらず、今季終了後に移籍するのではないかとも噂されている。試合後には自身の置かれた状況について複雑な心中を表すコメントを述べた。

「自分のチーム(マドリー)で継続性が得られない中で、代表の試合は僕に命を与えてくれる。ここでは監督が僕を信頼してくれている。マドリーでは信頼を勝ち取れていないかもしれない。自分が良い選手であることを示したいと強く思っている」と、スペイン紙『マルカ』などが試合後のコメントを伝えている。

 マドリーのジネディーヌ・ジダン監督はイスコのプレーを十分に評価していないと言われている。アルゼンチン戦での活躍により、代表とクラブで置かれた状況の違いがくっきりと表れる形となった。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top