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エトー、大統領選に出馬するというエイプリルフール記事に怒り。法的措置も

text by 編集部 photo by Getty Images

サミュエル・エトー
元カメルーン代表のサミュエル・エトー【写真:Getty Images】

 トルコのコンヤスポルに所属する元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、自身がカメルーン大統領選に出馬するという「エイプリルフールの嘘」を掲載したニュースサイトに対し、記事が撤回されなければ法的手段に訴える構えを見せている。

 アフリカメディア『ジューヌ・アフリク』は1日付で、エトーにインタビューを行ったとする記事を掲載。その中でエトーは、今年のカメルーン大統領選に出馬する意志を示したとされていた。

 アフリカでは、ミランなどで活躍した元リベリア代表FWのジョージ・ウェア氏が今年1月に同国大統領に就任。元セネガル代表FWのエル・ハッジ・ディウフ氏も大統領を目指すことに意欲を見せている。そういった例から着想を得たジョークだったと思われる。

 だがエトーは、この偽インタビュー記事を単なるジョークだとして許しはしなかった。フェイスブックの自身のアカウントに抗議文を掲載している。

「一人のカメルーン人として、僕は自分の国の体制を深くリスペクトしている。今年の大統領選は非常に重要なものであり、軽く扱うべきものではない」とエトーは主張。カメルーンのデリケートな国内情勢を安易にジョークにしたとして非難している。

 記事を撤回して訂正文を掲載しないのであれば法的措置も辞さないとエトーは述べている。だが現時点で『ジューヌ・アフリク』は記事をそのまま掲載し、「想像上のインタビュー」だとして注釈を追記するにとどまっている。

【了】

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