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バイエルン指揮官、6連覇までの苦しみを語る。「最初は優勝なんて考えもしなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

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バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督はリーグ優勝を出来るとは思っていなかったようだ。

 現地時間7日、ブンデスリーガ第29節が行われバイエルンは敵地でアウクスブルクと対戦し4-1で勝利した。この結果、5試合を残し史上初のリーグ6連覇を成し遂げた。

 9日付けの独誌『キッカー』でハインケス監督は「最初は優勝なんて考えもしなかった。クリスマスまでは本当に厳しかった」と胸の内を語った。「冬の中断期間を経て、やっとタイトルへの道が見えてきた。その時初めて優勝を意識したよ」と苦しい道のりだったことを認めた。

 ハインケス監督は昨年10月にカルロ・アンチェロッティ氏の後任としてチームを率いた。引き継いだ時点では首位のボルシア・ドルトムントとは勝ち点「5」を離されていた状況だったが「就任当初の事を考えると選手たちは本当によく頑張ってくれたと思う。彼らはハードワークと高い規律を持って仕事に励んでくれた」と選手に賛辞を送っている。

 優勝できた秘訣を聞かれると「大きな成功を勝ち取るためにプレーするというクラブの伝統がちゃんと引き継がれている」と答えた72歳の名将は「一人一人がエゴを捨ててチームの為に尽くさなければならない。このチームにはそれを達成出来る雰囲気を感じる」と残りのタイトルであるドイツ杯(DFBポカール)とチャンピオンズリーグ(CL)制覇も視野に入れているようだ。

 果たして自身が2012/13シーズンに達成した3冠(リーグ・ドイツ杯・CL)を再び達成する事は出来るのだろうか。

【了】

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