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ネイマール、400億円で移籍可能? 契約解除条項の存在が報じられるも…

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール
パリ・サンジェルマンのネイマール【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)とFWネイマールの契約には、今季のチャンピオンズリーグ(CL)優勝などを逃したことで契約を解除できるという合意が交わされていると報じられたが、フランス・プロサッカーリーグ機構(LFP)はこれを否定した。

 ネイマールは昨夏、バルセロナとの契約に設定されていた2億2200万ユーロ(約294億円)の契約解除金をPSGが支払う形でフランスへ移籍。2月末に負傷で離脱するまでに公式戦30試合で28ゴールを記録するなどの活躍を見せた。

 スペイン紙『エル・パイス』は20日付で、ネイマールが今季限りでPSGを去る可能性があると報じた。ネイマールがPSGでCL優勝やバロンドール受賞、FIFA年間最優秀選手受賞などを達成できなかった場合、今年9月1日までに契約を解除できるという合意が交わされていたとされている。

 その場合、契約解除のためPSGに支払うべき金額は「3億ユーロ(約398億円)を下ることはない」という。フランスでは「契約解除金」を設ける形の契約内容は不可能だが、事実上の契約解除金が設定されているということになる。

 だがLFPは、報道が事実とは異なると声明を出した。「LFPの規定により、選手とクラブの合意により契約を解除できるような条項を設けた契約を交わすことは認められていない」とフランスでの規定について説明している。

 ネイマールの去就に関しては、古巣バルサの宿敵であるレアル・マドリーへの移籍の可能性がたびたび噂されている。契約解除金が設定されていないのであれば、移籍金としてPSGが要求できる金額に上限はないということになる。

【了】

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