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世界初! ロボットを通じて選手と会話&共に入場。病気の14歳少年が体験

text by 編集部 photo by Getty Images

フィル・ジャギエルカ
エバートンに所属するフィル・ジャギエルカ【写真:Getty Images】

 現地時間23日にプレミアリーグ第35節の試合が行われ、エバートンはホームにニューカッスルを迎えて対戦し1-0の勝利をおさめた。この試合で、世界初の試みが行われたと、23日に英メディア『BBC』が報じている。

 両選手がピッチに登場した時、エバートンの主将フィル・ジャギエルカは小さなロボットを持って入ってきた。同メディアによると、そのロボットはノルウェーの企業『No Isolation(ノー・アイソレーション)』が開発した「AV1」と呼ばれるロボットだという。

 そのロボットにはカメラ、マイク、スピーカーが内臓されており、スマートフォンやタブレットを通じて離れた場所から映像や音などを確認出来る。学校に通えない子供、病気の子供が他の人物との会話、聴取、コミュニケーションを可能にするという。そして今回、世界初の「バーチャル・マッチデー・マスコット」が実現した。

 14歳のジャック・マクリンデン君は病気のため病院から出ることが出来ない。しかし、AV1を通じて試合前に選手との会話、選手がピッチに登場するときに内臓カメラを通じてスタジアムの雰囲気を感じることが出来たという。初めての体験に、マクリンデン君はとても喜んだそうだ。

【了】

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