湘南が起こした“ビッグウェーブ”。G大阪を完封、指揮官の「想像の範囲を超えた」攻撃陣

2018年04月26日(Thu)12時40分配信

text by 小澤祐作 photo Getty Images for DAZN
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「想像の範囲を超えた」攻撃陣

 今季リーグ戦での無失点はこれで2試合目。クリーンシートで勝利を挙げたのはこれが初となる。もちろん最後まで体を張り続けたDF陣の奮闘は讃えるべきだ。しかし今節に限ってはそれ以上に攻撃陣が素晴らしかった。

「山根(視来)と(岡本)拓也、(高山)薫だったり(イ・)ジョンヒョプと(松田)天馬、(梅崎)司のお互いのやりたいことが繋がって、DFよりも攻撃面が良かったと思います。少し大人になったなという印象でしたし、いい意味で想像の範囲を超えた」

 曹監督は試合後にこんなコメントを残した。

 湘南の選手たちはボールを奪った後、ワンタッチやツータッチで素早いカウンターを仕掛け、フィニッシュまで持ち込んだ。ボールを受ける選手、そのカバーに回る選手の一連の動きは非常に速く、G大阪DFに陣形を修正させる時間を与えなかったのである。それが指揮官の言う“お互いのやりたいことが繋がった”という結果が生んだことなのではないか。

 また、決勝ゴールを決めた菊地も「プレーが途切れるごとに周りの選手とコミュニケーションが取れて、いつもよりみんなが喋っているなというのは感じていました」と試合を振り返っている。

 そして「坂(圭祐)や(高橋)諒といった前節試合に出ていない選手や、秋野(央樹)も戻ってきて、誰が出ても同じサッカーができるのがうちのチームの良さだと思う」と背番号2が話す通り、選手個人間の意識もそうだが、チームとして共通の考えを持てているのが湘南の最大の強みなのではないか。

 試合を重ねるごとに連係面が深まっているのは確かだが、結果がなかなか伴わなかった。だが、今節はようやくその結果がしっかりと付いてきた。

 この1勝を皮切りに、湘南が起こす“ビッグウェーブ”はまだまだ続くかもしれない。

(取材・文:小澤祐作)

【了】

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