ロシアワールドカップ出場を逃したイタリア代表の新監督がまもなく決まりそうだ。

　今季まで率いたロシア1部の強豪ゼニト・サンクトペテルブルクとの契約解除が発表されたロベルト・マンチーニ氏は、14日にイタリアへ帰国した。同氏はまもなく母国の代表監督に就任すると見られている。

　伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えたところによれば、14日にローマのフィウミチーノ空港に到着したマンチーニ氏は「イタリアにいられて嬉しい。（代表との）契約？ 明日、何が起こるか見てみよう」と述べて、イタリア代表監督就任をほのめかしたという。

　また、伊『スカイ』は、マンチーニ氏は15日にもイタリアサッカー連盟と将来についての話し合いをするとのことで、その場で代表監督就任が正式に決まる見込み。契約期間は2年後のEURO 2020までで、年俸200万ユーロ（約2億6000万円）の条件で新たな職に就くようだ。

　なお、マンチーニ氏のイタリア代表監督としての初陣は今月28日のサウジアラビア戦が濃厚となっている。その後、ロシアワールドカップ開幕前の6月1日にフランス代表と、同4日にオランダ代表との親善試合が予定されている。

　この3試合に向けた招集メンバーは今月22日に決められる予定。そこでは4年近くイタリア代表から遠ざかっているFWマリオ・バロテッリの再招集などが検討されるとのこと。マンチーニ氏にとってはインテルやマンチェスター・シティ時代に指導した愛弟子とも言えるストライカーの代表復帰が実現するかにも注目だ。

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