スウェーデン代表のアンドレアス・グランクビスト【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに出場しているスウェーデン代表のDFアンドレアス・グランクビストは、妻が次女を出産したにもかかわらず、一時帰国はせずにワールドカップで戦い続けることを選んだ。
スウェーデン代表のキャプテンを務める33歳のベテランDFのグランクビストは、今大会のここまでの4試合にフル出場。グループリーグではPKで2得点を記録するなど、チームの勝ち上がりに大きく貢献してきた。
そのグランクビストの妻のソフィアさんは、6日に次女を出産した。グランクビストもインスタグラムで子供の写真を投稿し、「すごく嬉しい。妻のことを誇りに思う。母子ともに健康だ」とコメントを添えている。
出産に立ち会うため、一時帰国することも選択肢のひとつだったかもしれない。だがグランクビストは先日、ソフィアさんからロシアに残るように望まれているとコメントしていた。実際にグランクビストはチームを離れず、7日に行われる準々決勝のイングランド戦の先発メンバーにも名を連ねている。
グランクビストの選択は、準々決勝の対戦相手であるイングランドのDFファビアン・デルフとは対照的なものとなった。デルフは妻の出産のためイングランドに一時帰国したことで、3日に行われた決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦を欠場していた。
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