本田圭佑、不可能を可能にした生き様とは? 自身の能力を超えたキャリア、その挑戦は続く【宮澤ミシェルの独り言】

2018年08月22日(Wed)11時10分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Junichi Ebisawa , Getty Images
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東京五輪出場も、ない話ではない

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本田圭佑【写真:Getty Images】

 本田もそういうモチベーションを保ちながら、なおかつ自分はサッカー界でこうやって生きていく、生かされていくというのを考えながら。それはカンボジアの小さい子たちの成長を手助けするだったり、アジアの強化でもあるのかもしれない。本田はビジョンを持ってまた新しい一歩を踏み出すと思う。つまり自分を利用しながらも常に自分と戦っている。それがモチベーションでしょう。サッカーのプレーにも関わってくるし、人生としての生き方にも関わってくることだよね。

 この夏から選手としてはオーストラリアでプレーするわけだけど、オーストラリアは日本のライバル。世界を渡り歩いた本田がオーストラリアに来て、一人のスターとして見られるというのは楽しみだよね。新天地で結果を出したい、東京オリンピックにも出たいという、彼にはそういうモチベーションがあるんだよね。それがある以上、プレーヤーでいられるのならどこにでも行くという挑戦だ。

 彼は彼のやり方で結果を出しそうだね。チームの一員としてどうやって自分をはめるかとか。長谷部(誠)とはまた違う形で、そのチームにアジャストして活躍してくれるんじゃないかな。

 オーバーエイジでの東京オリンピック出場を目指すみたいだね。若手が出てこないといけないのは間違いないし、最終選考の時に本田の名前も全然出ないことが理想ではある。でも、2年後どうなっているかわからない。本田も痛めている箇所はあると思うけど、うまく大きな怪我がないように繋げていってほしい。そうすれば、東京オリンピックもない話じゃないと思う。

▽語り手:宮澤ミシェル
1963年7月14日、千葉県出身。Jリーグ黎明期をプレーヤーとして戦い、94年には日本代表に選出された経験を持つ。現役引退後は解説者の道を歩み、日本が出場した過去5大会のワールドカップを現地で解説している。様々なメディアで活躍。出演番組にはNHK『Jリーグ中継』『Jリーグタイム』、WOWOW『スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ』『リーガダイジェスト!』などがある。

【了】

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