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レアル、移籍市場の最後にムバッペ獲得狙う? カギを握るのはUEFAの裁定

text by 編集部 photo by Getty Images

キリアン・ムバッペ
パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーは、移籍市場の終盤にパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に動く可能性があるかもしれない。鍵を握るのは欧州サッカー連盟(UEFA)による裁定のようだ。スペイン紙『アス』などが伝えている。

 UEFAは現在、PSGのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反の可能性について調査を行っている。昨年夏にサッカー界史上最高額でFWネイマールを獲得し、さらにモナコからムバッペも獲得したPSGは、クラブの健全経営のためUEFAが定めたFFP規定の基準を満たしていない可能性がある。

 ムバッペは昨年夏にモナコから買い取りオプション付きレンタルでPSGへ移籍し、今夏に完全移籍。だがPSGの出費がFFPの基準を越えていると判断された場合、買い取りが無効となってムバッペがモナコへ戻る、あるいはPSGがムバッペの売却を余儀なくされる可能性があるとみられている。

 当初UEFAは、24日にPSGへの裁定を下すことが見込まれていた。だが週明けの27日まで決定が延期される見通しとなっている。

 以前からムバッペの獲得を熱望しているマドリーは、その状況を注視しているようだ。ムバッペをめぐってPSGと争う形となることは望んでいないが、PSGが同選手を手放すことを強いられるようであれば獲得に動くのではないかとみられている。

 昨季までのエースだったFWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ移籍したマドリーは、新たなスター選手を探している。ムバッペの獲得が不可能であれば今季はその他の大型補強はなく、来夏にネイマール獲得を狙う見通しだと『アス』紙は伝えている。

【了】

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