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保持率わずか19%…武藤所属ニューカッスル、ベニテス監督の守備的戦術に批判

text by 編集部 photo by Getty Images

ラファエル・ベニテス
ニューカッスルのラファエル・ベニテス監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第3節の試合が現地時間26日に行われ、チェルシーがニューカッスルにアウェイで2-1の勝利を収めた。ニューカッスルのラファエル・ベニテス監督の用いた戦い方があまりにも守備的だったとして批判の声も上がっている。

 スコアは1点差だが、この試合でボールを支配していたのは圧倒的にチェルシーの側だった。チェルシーのボール保持率は実に81%を記録し、ニューカッスルはわずか19%。パス数でもチェルシーが圧倒し、MFジョルジーニョは一人だけでニューカッスルの全パス成功数を上回ったというデータがある。

 英『スカイ・スポーツ』の解説者ジェイミー・レドナップ氏は、「こういう戦術は支持できない」とベニテス監督の守備固めを批判。「ホームでこのボール保持率は恥ずかしいことだ。ニューカッスルの選手ならチーム内で恥ずかしく思っている。見ていられない」と手厳しくコメントした。

 元ニューカッスル監督のグレアム・スーネス氏も「ホームでは攻めるべきだ。こういう戦いは昔なら受け入れられなかった」とコメント。『beINスポーツ』のリチャード・キーズ氏は「こんなのはニューカッスルじゃない。私の知るニューカッスルファンなら、こういう戦いをして1-0で勝つくらいなら4-5で負けてほしいと思っている」と、伝統的に攻撃的なチームのこの日の戦いぶりを嘆いた。

 ベニテス監督はこの批判に反論し、現有戦力での現実的な選択だと主張。「持っている車に応じて一番の走りをしなければならない。バルセロナは以前にボール保持率80%で敗れたこともあった。データはテレビのためのものでしかない」と述べている。

【了】

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