EURO出場権も獲得できるUNL
UEFAネーションズリーグ組み合わせ
そしてUNLには昇降格制度が存在する。Aリーグを除く、B、C、Dリーグの各グループで首位通過を果たせば自動的に一つ上のリーグへ所属することができる。降格はDリーグを除く3つのリーグの各グループで最下位になってしまうと自動的にカテゴリーを下げる形となる。
ただ降格条件が複雑なのがCリーグだ。同リーグはグループ1が3チーム所属、グループ2から4が4チーム所属となっているため、グループ2から4の最下位3チームと、もう1チームはグループ1最下位とグループ2から4の3位チームとの成績比較によって決定することになっている。
そして、2年後に行われるEURO2020出場権を獲得できるのがUNL最大の魅力であるといっても過言ではない。EURO2020予選で本戦出場権を獲得できるのは24ヶ国中20ヶ国だ。残り4チームはUNLの各リーグでプレーオフ行い、（各リーグ4グループの首位通過国にプレーオフの出場権が与えられる）、それを突破した4ヶ国が本戦出場権を得ることができるのだ。仮に首位で通過したチームがEURO予選ですでに本戦出場権を獲得していた場合は、グループ2位のチームにプレーオフ参加資格が移行する。また、EURO2020出場を逃した国が各リーグで4チーム未満だった場合、他リーグからチームが移行してきてプレーオフ枠を満たす形となる。
2018/19シーズンがUNLの開幕年ということになるが、以降はEUROやワールドカップが開催されない年に行われる。つまり、普段であれば国際親善試合に使われていた枠を、欧州勢はほとんどUNLで埋めることとなる。
【次ページ】欧州勢にとっては最高の大会か
