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開幕近づくUEFAネーションズリーグって何? 欧州勢に最高の舞台、日本も危惧すべき新大会の実像

現地時間6日に開幕するUEFAネーションズリーグ。これまでにはなかったまったく新しい同大会は一体どのようなレギュレーションで行われるのだろうか。また、日本代表に影響はあるのだろうか。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

新たな大会、UNLの概要

UEFAネーションズリーグ
現地時間6日、UEFAネーションズリーグが開幕する【写真:Getty Images】

 2018/19シーズンより新たな大会が幕を開ける。UEFA加盟55ヶ国の代表チームによって繰り広げられるUEFAネーションズリーグ(以下UNL)だ。同大会は国際親善試合への注目度が薄れているとしたミシェル・プラティニ元UEFA会長が2014年に開催を決定したものであり、今までには存在しなかったまったく新しいコンペティションである。ここからは、大会の概要などを紹介していきたい。

 まず、参加する55ヶ国の中からUEFAランキングに応じてA~Dリーグへ分けられる。Aリーグにはフランス代表やドイツ代表などの計12チーム。Bリーグも同様に12チームが所属する。リーグCは15チーム、リーグDにはルクセンブルク代表などといったあまり国際舞台に馴染みのない16チームで構成されている。

 そしてリーグ内でグループ分けが行われる。例えばAリーグ・グループ1にはドイツ代表、フランス代表、オランダ代表が所属。A、Bリーグは3チーム×4グループで12チーム、Cリーグは3チーム×1グループ、3チーム×4グループで15チーム、Dリーグは4チーム×4グループの16チームという形だ。

 各グループでホーム&アウェイ戦を行い、順位を決める。Aリーグの各グループで首位に立った4ヶ国は、来年6月に行われるいわば決勝トーナメントを戦い、優勝を決めるという形だ。

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