スペイン代表のセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝後に家族に対する「死の脅迫」を受けていたと明らかにした。スペイン『マルカ』紙などが伝えている。
スペイン代表は現地時間8日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAネーションズリーグの試合でイングランド代表と対戦。アウェイで2-1の勝利を収めたが、ラモスは観客席の英国ファンからブーイングを浴びていた。
ブーイングの理由は、マドリーがリバプールと対戦したCL決勝での一件にあったと思われる。この試合ではリバプールのエースFWモハメド・サラーがラモスと交錯して転倒し、前半のうちに負傷交代を余儀なくされた。また、GKロリス・カリウスが致命的なミスを連発したのもラモスとの衝突で脳震とうを起こしていた影響だとされている。
ラモスはウェンブリーで受けたブーイングについて、「できれば別の形で歓迎してほしかったね」とコメント。「決勝での出来事はみんな覚えているが、僕の家族や子供たちが死の脅迫を受けていたことは誰も覚えていない」と不満を表した。
先日行われたCL組み合わせ抽選会の際にもサラーがラモスを無視する様子を見せるなど、決勝での騒動はいまだに尾を引いている。
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