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レッドが妥当? インテル守護神、エリア外ハンドも退場処分ならず…PSV監督が激怒

text by 編集部 photo by Getty Images

サミール・ハンダノビッチ
インテルに所属するGKサミール・ハンダノビッチ【写真:Getty Images】

 現地時間3日にチャンピオンズリーグ(CL)グループステージB組第2節の試合が行われ、インテルはオランダ1部のPSVのホームに乗り込んで対戦し2-1の勝利をおさめた。この試合で、インテル所属のGKサミール・ハンダノビッチが退場処分を受けなかったことに、PSVを率いるマルク・ファン・ボメル監督が激怒したと、3日にオランダメディア『AD』が報じている。

 問題のシーンは0-1で迎えた41分に起きた。PSVのスティーヴン・ベルフワインがDF裏に抜け出したところ、インテルのGKサミール・ハンダノビッチが飛び出してボールに触りピンチを阻止。ただ、ペナルティーエリア外で手を使ったことから、主審がカードを提示する。失点に繋がる場面だったため、通常ならレッドカードを出されてもおかしくないが、主審はイエローカードを提示した。

 当然ながらPSVの選手や監督は猛抗議。落ち着かない状況のまま、44分にインテルのラジャ・ナインゴランが同点ゴールが決まる。さらに60分にもマウロ・イカルディが追加点を決め、インテルは2-1の逆転勝利をおさめている。

 試合後、PSVのファン・ボメル監督は「1-0で迎えたあの場面は間違いなくレッドカードだった。そうでなければ、全てのGKは外で手が使えることになる。あの場面はスティーヴン・ベルフワインが右足で触っていたから、2-0になる可能性もあった。彼はボールを先に触り、GKよりも遥かに良い立場にいた。ゴールへのシュートコースにもインテルの選手はいなかった。残念ながら、ルールが十分徹底されているとは言えないね」と不満を口にした。

【了】

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