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キャリック氏、過去に鬱病。9年前の“ある試合後”に発症「本当に落ち込み気分もダウンした」

text by 編集部 photo by Getty Images

マイケル・キャリック
マイケル・キャリック氏【写真:Getty Images】

 昨季限りで現役引退を表明した元マンチェスター・ユナイテッドのマイケル・キャリック氏が、過去に鬱病を発症していたと明かした。9日に英紙『タイムス』が報じている。

 現役時代はウェスト・ハムやトッテナムなどでプレーし、2006/07シーズンから2017/18シーズンまでユナイテッドで活躍したキャリック氏。プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇など、数多くのタイトル獲得に貢献している。

 同紙によると、キャリック氏が鬱病を発症したのは2009年5月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のバルセロナ戦後だという。優勝まで後一歩のところまで迫っていたが、0-2でバルセロナに敗れている。その試合をきっかけに、2年間も鬱病に苦しむことになったようだ。

 キャリック氏はバルセロナ戦に関して「私のキャリアの中で、それは一番最低の試合だった」とし、「私は本当に落ち込み気分もダウンした。鬱病を発症していたと考えている。そのような状態は一回だけではなかったからね」と語っている。「サミュエル・エトーにゴールを決められた時、自分自身に何度も問いかけた。なぜ、それを許してしまったんだ?とね。そういった思いが雪崩のように押し寄せる。それ以降、厳しい状況が続いた。長い間続いたよ」とコメントした。

【了】

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