アンデルレヒトにも家宅捜索【写真:Getty Images】
ベルギーで大規模な八百長やマネーロンダリングなどが行われた疑いがあるとして、現地時間10日朝から警察当局による一斉捜査が開始された。ベルギー『ヘット・ニウスブラッド』など複数メディアが伝えている。
報道によれば、過去1年間にわたって行われてきた捜査により、代理人による詐欺的行為や試合の結果に影響を及ぼす八百長行為などが行われた疑いが強くなったとのこと。これを受け10日にはクラブ事務所などへの家宅捜索が一斉に行われた。
捜索の対象となったのはベルギーで44ヶ所。また捜査は国外にもおよび、フランス、ルクセンブルク、キプロス、モンテネグロ、セルビア、マケドニアでも合計13ヶ所が捜索されているとのことだ。
ベルギー国内での捜索対象のうち8ヶ所は今季のベルギー1部リーグのクラブ。森岡亮太の所属するアンデルレヒトや昨季王者クラブ・ブルージュのほか、スタンダール・リエージュ、ヘンク、ヘント、オーステンデ、コルトライク、ロケレンが捜索を受けている。代理人による不正な取引が疑われる移籍関連の資料などが押収されたとみられる。
クラブ・ブルージュのイバン・レコ監督らも警察からの聴取を受けているとのこと。アンデルレヒトなど複数クラブは、警察の捜査に全面的に協力するという声明を出している。
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