UEFAネーションズリーグ・リーグDグループ4第3節の試合が現地時間13日に行われ、ジブラルタル代表がアルメニア代表にアウェイで1-0の勝利を収めた。ジブラルタルにとっては記念すべき公式戦初勝利となった。

　イベリア半島南端に位置するイギリス領土のジブラルタルは、サッカー協会が2013年に欧州サッカー連盟（UEFA）に加入。これまでEURO2016予選とロシアワールドカップ予選に参加したが、いずれも10戦全敗に終わっていた。

　ネーションズリーグでもこれまでマケドニアとリヒテンシュタインに敗れ、トータルで公式戦22戦22敗。だがアルメニア戦では50分にPKから先制ゴールを奪い、そのまま1-0で勝利を収めた。

　英メディア『BBC』によれば、試合前にはジブラルタルの国歌斉唱の際に誤ってリヒテンシュタイン国歌が流されるというトラブルも起こった。ホームのアルメニア側はジブラルタルに謝罪したとのことだ。

　ジブラルタルの人口はわずか約3万2000人。この試合にも出場したアルメニアのスター選手、ヘンリク・ムヒタリアンが所属するアーセナルの本拠地エミレーツの収容人数の半分程度でしかない。

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