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南米王者相手に大波乱! 塩谷司アシストにカイオがゴール。アル・アインが決勝へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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アル・アインが決勝へ【写真:Getty Images】

【リーベル・プレート 2-2(PK4-5) アル・アイン クラブワールドカップ準決勝】

 18日に行われたクラブワールドカップ準決勝のリーベル・プレート対アル・アインは、PK戦の末にアル・アインが決勝進出を決めた。

 準決勝から登場の南米王者リーベル・プレートと、開催国王者で塩谷司やカイオを擁するアル・アインの対戦。両者の実力差にはひらきがあるかと思われたが、好スタートを切ったのはアル・アインだった。

 3分、右サイドからのCKをニアに入れると、ゴール前での混戦からベリにゴールが生まれる。

 だが、慌てないリーベル・プレートは、すぐに逆転に成功した。11分、右サイドからのクロスが入ると、2本のシュートがGKに止められたが、最後はボレーが押し込んでゴール。その5分後にもボレーが決めて2-1となる。

 それでもアル・アインは気落ちしない。特にCKでは先制点にも絡んだベリが相手の脅威になり、ゴール前で迫力のある攻撃を見せた。ただ、前半終了間際の決定機ではオフサイドと判定されて得点は認められず。リーベル・プレートが1点リードで折り返す。

 後半は再びアル・アインが好発進。51分、左サイドでボールを持った塩谷が右前方のスペースにパスを出すと、カイオが受けてカットイン。DFを外して素早く右足を振り抜き、ゴール左に同点弾を決めた。

 勢いづくアル・アインに対し、リーベル・プレートは2枚替え。55分、パラシオスとフェルナンデスが下がり、エンソ・ペレスとキンテーロが入る。

 リーベル・プレートは69分、カスコがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。ようやく決定機をつかむが、ゴンサロ・マルティネスのシュートがクロスバーに嫌われ、勝ち越しに失敗した。

 その後はどちらにも好機があるものの、疲労の影響からか精度を欠き、得点は生まれない。2-2で90分間が終わり、延長戦に突入する。30分間の延長戦でもゴールはなく、PK戦で決着をつけることとなった。

 PK戦では先攻のアル・アインがカイオの成功でスタート。2人目の塩谷もしっかりと決めた。ただ、リーベル・プレートも成功を続け、どちらも4人目までパーフェクト。先に失敗したのはリーベル・プレート。先攻のアル・アインが成功したあと、エンソ・ペレスが失敗して勝負あり。アル・アインが波乱を起こして決勝進出を決めた。

 アル・アインは決勝戦でレアル・マドリー対鹿島の勝者と対戦する。

【得点者】
3分 0-1 ベリ(アル・アイン)
11分 1-1 ボレー(リーベル・プレート)
16分 2-1 ボレー(リーベル・プレート)
51分 2-2 カイオ(アル・アイン)

【了】

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