レアルにとって意味のないクラブW杯。実力差は明らか、改めて考える大会の存在意義

現地時間22日に行われたFIFAクラブワールドカップ決勝戦、アル・アイン対レアル・マドリーの一戦は4-1で後者が勝利している。マドリーと他のクラブとの実力差は明らかだった。優勝は必然だったというべきだろう。そこで問われるのはクラブW杯の存在意義だ。(文:小澤祐作)

2018年12月23日(Sun)12時50分配信

text by 小澤祐作 photo Getty Images
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驚きはなかったマドリーの3連覇

レアル・マドリー
クラブW杯はレアル・マドリーの優勝で幕を閉じた【写真:Getty Images】

「レアル・マドリーが史上初のクラブワールドカップ3連覇を達成」。

 このような見出しが、今朝のスポーツニュース欄には多く載っていたが、大して驚きはない。チャンピオンズリーグ3連覇の偉業を成し遂げた時点で、ほぼマドリーのクラブW杯優勝は決まっていたようなものだからだ。

 事実、準決勝から登場した銀河系軍団は圧倒的な強さでこの大会を制覇した。マドリーにとっての初戦となった鹿島アントラーズとのゲームでは、前半立ち上がりこそスローペースだったが、試合が進むにつれ本来の力を発揮。ガレス・ベイルのゴールで先制すると、以降もギアを上げ続け鹿島を圧倒した。結果的にはベイルのハットトリックがあり、3-1でアジア王者を退けている。

 そこには計り知れない「差」があった。そもそも、この大会にどれほどのモチベーションで挑んでいるか定かではないマドリー相手にこれほど圧倒されるのは屈辱的以外のなにものでもない。ただ、それが欧州とアジア、あるいはその他の大陸王者との間にある「差」なのだ。

 2016年のクラブW杯決勝戦もそうだ。鹿島はマドリー相手に2点を奪い、延長戦まで勝負を持ち越すなど奮闘したが、最終的には2-4で敗北を喫している。昌子源はマドリーが「全然本気ではなかった」とも話していたが、「本気ではない相手」に対しても勝つことができないのは、明らかな実力不足なのだ。近年は欧州と他の大陸王者との差がさらに広がったようにも感じている。

 もちろん、鹿島に限った話ではない。現地22日に行われたクラブW杯決勝戦、アル・アイン対レアル・マドリーとの一戦も同じだった。

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