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A・マドリーとセビージャの上位対決は痛み分け。首位バルサにプレッシャーを与えられず…

text by 編集部 photo by Getty Images

アントワーヌ・グリエーズマン
アントワーヌ・グリエーズマン【写真:Getty Images】

【セビージャ 1-1 アトレティコ・マドリー リーガ・エスパニョーラ第18節】

 リーガ・エスパニョーラ第18節が現地時間の6日に行われ、2位アトレティコ・マドリーがホームで3位セビージャを迎え、1-1の引き分けに終わった。

 勝ち点差2で迎えた2位と3位の直接対決はセビージャのハイプレスに手を焼き、アトレティコが押される展開が続く。だが、セビージャも得点を奪うことができない。すると27分、FWアントワーヌ・グリエーズマンがペナルティアーク手前中央の位置から強烈なシュートを放つも、GKトマシュ・ヴァツリークがキャッチ。

 良い形を作ったアトレティコだったが、先制したのはホームのセビージャだった。37分、MFヘスス・ナバスが右サイドからクロスを上げると、コーナーキックで上がっていたDFダニエル・カリーソが触りコースが変わる。これにGKヤン・オブラクの前にいたFWウィサム・ベン・イェデルが反応し、振り向きざまにシュート。これが決まり、セビージャが先制に成功した。

 だが、前半終了間際にアトレティコが同点に追いつく。45分、ペナルティアーク線上真ん中の位置からのFKをグリエーズマンがゴール右に叩き込み、アトレティコが前半のうちに同点に追いついた。

 後半は中盤での攻防が多くなり、両チームとも中々ボールをゴール前まで運ぶことができない。69分、セビージャは右サイドのナバスが中にクロスを送ると、ファーサイドからの折り返しを、最後はイェデルが振り向きざまにシュートを放つが、わずかにゴール右に外れてしまう。

 その後もセビージャがボールを保持する時間が続くが、徐々にアトレティコがボールを繋げるようになる。82分にはスルーパスに抜け出したグリエーズマンがペナルティエリア内でGKと1対1になるが、ヴァツリークに阻まれる。

 両チーム共にチャンスを作るも一歩も譲らず、1-1のまま試合が終了した。勝ち点差3で首位バルセロナを追うアトレティコと、同5で追うセビージャは勝ってバルセロナにプレッシャーを与えることができなかった。

【得点者】
37分 1-0 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)
45分 1-1 アントワーヌ・グリエーズマン(アトレティコ・マドリー)

【了】

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