フットボールチャンネル

ウズベキスタン監督、どんな相手にでも見せる強気な姿勢。「ライバルというのは全く意味のない」

text by 編集部 photo by Getty Images

エクトル・クーペル
エクトル・クーペル【写真:舩木渉】

 UAEで開催されているアジアカップのグループリーグF組第3節で、日本代表は17日にウズベキスタン代表と対戦する。ウズベキスタン代表を率いるエクトル・クーペル監督が前日会見に臨んだ。

 引き分け以上で1位通過が決まるウズベキスタンのクーペル監督は「明日の試合について考えるだけでなく、ラウンド16の試合のことも考えなければならないので、様々な側面について検討しなければならない。だが、我々はピッチに立てば勝ち点3獲得のことだけを考え、グループ首位で突破するために戦う」と語り、勝ち点3を獲って首位通過を狙うようだ。

 クーペル監督は1999年から2001年までスペインのバレンシアで指揮をとると、99-00と00-01シーズンの2季連続でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝までチームを導いた。その経験から同監督は「もしアジア王座を勝ち取りたいのであれば、どんな相手に対しても戦えるよう準備すべきなんだ。私は監督としてCLの試合も戦う大きな経験をしたが、対戦相手を選んだことはない。どんなチームとも戦ってきた。私にとってライバルというのは全く意味のないものだ」と話した。

 日本戦のキーポイントを聞かれたクーペル監督は「もし私が勝つために鍵となる要素を知っていたら、それは日本戦の勝利を助けるだろう。だが、明日の試合に向けて何かを言うことは絶対にない。我々のやり方を全て変えるわけではない。日本をリスペクトしながらも、小さな変更を加えていく。だが、それをあなたに言うつもりはない」と大一番を前に慎重な姿勢を見せている。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top