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韓国、カタールに敗れて8強でアジアカップ終了。59年ぶり優勝の夢は今回も果たせず

text by 編集部 photo by Getty Images

韓国対カタール
カタールが韓国に勝利【写真:Getty Images】

【韓国 0-1 カタール AFCアジアカップ2019・準々決勝】

 AFCアジアカップ2019準々決勝の試合が25日に行われ、韓国代表とカタール代表が対戦。1-0の勝利を収めたカタールが準決勝進出を決めた。

 韓国代表は日本代表と同じく、苦しい戦いの連続ながらも8強まで勝ち進んできた。決勝トーナメント1回戦では延長戦までの120分間を戦った末にバーレーンを下し、中2日の過密日程で準々決勝に臨む。イラクを下して勝ち上がったカタールも同じく中2日での試合となる。

 序盤は韓国がボールを持つ展開ながらも、本格的に相手ゴールを脅かすには至らず。お互いにセットプレーやミドルシュートなどから先制点をうかがう場面もあったが、やや慎重な展開で前半45分間を終えた。

 後半を迎えると徐々に試合はペースアップし、48分にはガンバ大阪所属のFWファン・ウイジョの強烈なシュートをGKがセーブ。カタールも今大会7ゴールで得点ランク首位のFWアルモエズ・アリなどがゴールを狙う。

 77分には、バーレーン戦でも決勝ゴールを挙げた元アルビレックス新潟のDFキム・ジンスがFKから直接シュート。弧を描いたボールは惜しくも右ポストの外側を叩き、スコアは動かない。

 79分、均衡を破る先制点はカタールに生まれた。ペナルティーエリア手前でボールを持ったMFアブドゥラジズ・ハテムが左足を振り抜くと、低く鋭いシュートがゴール右隅の絶妙なコースへ突き刺さった。

 その直後には韓国もファン・ウイジョのシュートがネットを揺らしてすぐに追いついたかに見えたが、オフサイドの判定でゴールならず。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認も行われたがノーゴールの判定は覆らなかった。

 そのままスコアが動くことはなく、1-0の勝利を収めたカタールが初の4強進出。準決勝ではUAE対オーストラリア戦の勝者と対戦する。アジアカップで1960年大会以来優勝のない韓国は、今回もアジア制覇ならず。準決勝に進めず大会を終えるのは4大会ぶりとなった。

【得点者】
79分 0-1 アブドゥラジズ・ハテム(カタール)

【了】

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