カタール代表のアルモエズ・アリ【写真:Getty Images】
AFCアジアカップ2019決勝が現地時間1日に行われ、日本代表を3-1で下したカタール代表が初優勝を成し遂げた。カタールのFWアルモエズ・アリは歴代最多記録となる9ゴールで大会得点王に輝くとともに、大会最優秀選手にも選出された。
22歳のアルモエズ・アリは今大会グループステージから大暴れ。初戦のレバノン戦で1ゴールを挙げたのに続いて、北朝鮮ではアジアカップ史上4人目となる1試合4ゴールを達成した。サウジアラビア戦でも2ゴールを挙げ、グループステージ最多記録を大幅に更新する7ゴールを叩き出した。
決勝トーナメントのイラク戦、韓国戦では得点がなかったが、準決勝のUAE戦では1ゴール。日本と対戦した決勝では前半12分、ゴールに背を向けてクロスを受けると、浮かせたボールをそのままオーバーヘッドキックでゴール右隅へ送り込むスーパーゴールで先制点を記録した。
カタールの選手がアジアカップ得点王に輝くのは初。また1大会での9点という得点数は、1996年大会でイランのアリ・ダエイ氏が記録した8点を上回る大会最多記録となった。
決勝後に行われた表彰式では、アルモエズ・アリはまず得点王のトロフィーを獲得。続いて大会最優秀選手にも選出された。最優秀GKにもカタールのサード・アル・シーブが選出され、チームの優勝に加えて個人賞も独占している。
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