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「今日我々は歴史を作った」。カタール監督、アジアカップ初優勝に歓喜

text by 編集部 photo by Getty Images

フェリックス・サンチェス
カタール代表のフェリックス・サンチェス監督【写真:Getty Images】

 AFCアジアカップ2019決勝が1日に行われ、日本代表とカタール代表が対戦。3-1の勝利を収めたカタールが初のアジア制覇を成し遂げた。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトはカタール代表を率いるフェリックス・サンチェス監督の試合後のコメントを伝えている。

 過去のアジアカップでは準々決勝進出が最高成績であり、4強に進んだ経験すらなかったカタール。今大会でも優勝候補だとは予想されていなかったが、7試合で19得点1失点という圧倒的な強さを見せつけて初のメジャータイトル獲得に成功した。

「今日我々は歴史を作った。我々の国のために歴史を作った。我々の偉業を誇らしく思うべきだ。必死に頑張ってチームとして仕事に専念すれば非常に良い結果に到達できるという証拠だ」とスペイン人のサンチェス監督は優勝を喜んでいる。

 決勝で対戦した日本代表については、「相手はアジアだけではなく世界でもトップクオリティーのチームだった」と賛辞。「だからこそこういう結果は我々にとって本当に大きなものだ」と優勝の意義を強調した。

「素晴らしいスタートを切り、30分で2点を奪った。日本はもちろん非常に攻撃的なチームであり、戦い方を変えてきたが、チームは今回も堅固さを示した。選手たちは守備面で本当によく頑張ってくれた」と試合を振り返っている。

 これまでワールドカップ出場経験はなく、自国開催の2022年大会で初出場となるカタールだが、“アジア王者”の肩書で大会を迎えることができる。「夏にはもうひとつの大会(コパ・アメリカ)を戦い、2022年にカタールを代表して戦う準備をする。この優勝は成長を続けていくためのさらなる一歩前進だ」と指揮官は今後を見据えている。

【了】

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