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ハノーファーSD、香川真司の獲得失敗について説明。「彼が決断したこと」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
ボルシア・ドルトムントからベシクタシュへ移籍した香川真司【写真:Getty Images】

 ドイツ1部ハノーファーのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は、冬の移籍市場最終日にMF香川真司の獲得に至らなかった経緯について説明した。ドイツ『ユーロスポーツ』の番組で語っている。

 ボルシア・ドルトムントでプレーしていた香川は、移籍市場最終日の1月31日にトルコのベシクタシュへレンタル移籍することが決定。だがその決定直前になってハノーファーも香川の獲得に動いていることが報じられた。

 ハノーファーはドルトムントとクラブ間で合意に達し、あとは香川本人の決断次第という状況だとみられていた。だが結局、すでにトルコ入りしていた香川はベシクタシュへ移籍することが発表された。

「何も間違ったことはなかった。最終的に、選手には2つの選択肢があった。我々は手を上げ、条件を満たすためにあらゆる手を試みた。ドルトムントは非常に平等な対応をしてくれた」とヘルトSDは語っている。

 香川はベシクタシュへの移籍に向かいつつあったが、「我々もすぐに連絡を取り、一般的な条件について話し合った」とのこと。だが「イスタンブール(ベシクタシュ)は彼を逃さなかった。プライベートジェットを送り、彼は搭乗した」とベシクタシュの動きが迅速であったことを認めた。

 獲得を逃したことを悔やみながらも、フェアな競争の結果として後悔はない様子。「彼が決断したことであり、正当なことだ。我々はどうしても彼が欲しいということを伝えたかった。これが敗北だとみなされるかどうかは私にとって重要ではない」とSDは話している。

【了】

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