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1度に2度警告の退場劇を経験した元北アイルランド代表MFが現役引退

text by 編集部 photo by Getty Images

クリス・ベアード
クリス・ベアード【写真:Getty Images】

 北アイルランドサッカー協会(アイリッシュ・フットボール・アソシエーション)が7日、36歳の元北アイルランド代表MFクリス・ベアードが現役引退を表明したと発表した。

 サウサンプトンでプロキャリアをスタートさせたベアード。2003年には北アイルランド代表としてデビューを果たし、代表通算79試合に出場している。2015年9月7日に行われたEURO2016予選のハンガリー戦では1度に2枚のイエローカードを提示されて退場するという珍事を経験していた。

 0-1で迎えた83分にベアードがタックルで相手を倒した後、そのままハンガリーの選手にボールが渡ったためプレー続行。その流れの中で、再びベアードがタックルで相手を倒したところで主審が笛を鳴らした。

 主審は1度目のタックルと2度目のタックル、それぞれイエローカードに該当するとして2回提示。さらにレッドカードも提示し、ベアードは退場している。同選手が退場した後、1得点を決めた北アイルランドは1-1の引き分けにもちこんでいた。なお、北アイルランドはEURO2016出場を果たし、本大会ではベスト16入りを成し遂げていた。

 ベアードはアイルランドサッカー協会のオフィシャルサイトを通じて「サウサンプトンの選手としてFA杯決勝でプレーしたのは夢のような出来事だった。フラムの選手としてヨーロッパリーグ決勝に到達した思い出は、僕の心の中に永遠に生き続けている。北アイルランド代表としてEURO2016出場を果たしたのは、間違いなく僕のキャリアにおけるハイライトの一つ」とコメントしている。

【了】

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