香川真司、躍動の理由と苦悩の要因。手放した勝利、試合後に語ったベシクタシュの課題とは?

トルコリーグ第23節、ベシクタシュはフェネルバフチェと対戦して3-3の引き分け。移籍後初先発となったMF香川真司がアシストを記録するなど、前半は完全にベシクタシュのペースだった。それでも後半に3点のリードを追いつかれてのドロー。試合後、香川はもどかしさとチームの課題を口にした。(取材・文:本田千尋【ベシクタシュ】)

2019年02月26日(Tue)11時46分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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「3-0からの引き分けは非常に受け入れ難い」

香川真司
香川真司【写真:Getty Images】

 2月25日、極寒のイスタンブール、ボーダフォン・アレナーー。スュペル・リグ第23節、フェネルバフチェとのダービーを終えた香川真司は、まるで満足していなかった。

 今冬にベシクタシュJKに期限付き移籍して以来の、さらに遡れば、昨年10月31日に行われたDFBポカール2回戦、対ウニオン・ベルリン戦以来の先発出場だったにもかかわらず。前半のアディショナルタイム、敵のミスからボールを奪うと、即座にブラク・ユルマズに鮮やかなスルーパスを通し、アシストを記録したにもかかわらずーー。

 背番号23は、厳かな表情で試合を振り返った。

「今日は本当に勝ってなおかつ、自分自身が得点に絡むっていうことを最低条件として試合に臨んでいたので、アシストっていうのは非常に良いものを残せたとは思いますけど、やっぱりチームがね、こうやって3-0から引き分けっていうのは、非常に受け入れ難い」

 前半だけを振り返れば、ベシクタシュの勝ち試合だった。ボルシア・ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに比べれば、かなり小ぶりなボーダフォン・アレナは、だからこそか、ダービーで荒ぶる観衆の熱をダイレクトにピッチに反映するところがあるようだ。フェネルバフチェがボールを持てば、耳をつんざくような重たいブーイングが響き渡る。

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