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所属選手の代表引退通告…バイエルンも直前まで知らず「予告なしの訪問に驚いた」

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルン・ミュンヘン
バイエルン・ミュンヘン【写真:Getty Images】

 チームに所属するマッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテング、トーマス・ミュラーが事実上のドイツ代表引退通告を受けたことで、バイエルン・ミュンヘンが6日に声明を発表した。

 ミュラー含む3人は2014年のワールドカップでドイツ代表を優勝に導いた功労者。これまで何度も代表チームに招集されてきた。ただ、2018年に行われたワールドカップでは、ミュラーなどが出場しながらもグループリーグ敗退という屈辱を味わっている。レーヴ監督は新しいスタートを切ることを理由に、ミュラー含む3選手を招集外にすると発表した。それに伴い、バイエルンも公式声明を行なっている。

「一般に公表されるタイミングとして状況は疑わしい。ドイツ代表の最後の試合は2018年11月19日に行われた。次の土曜日に、バイエルンはタイトル争いの上で重要なヴォルフスブルク戦を控えている。来週水曜日にはチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦もある。最後の試合から3ヶ月半という期間がありながら、重要な一戦の数日前に選手や一般人に向けて知らされたという事実は、我々をイライラさせた。さらに昨日、レーヴ監督とディレクターのオリバー・ビアホフ氏が予告なしに訪問してきた。我々は非常に驚いている」

 クラブの発表によれば、所属選手が代表引退通告を受けるのは直前まで知らされていなかったようだ。不適切なタイミング、勝手気ままな振る舞いに、バイエルンは怒りを込めた声明を出している。

【了】

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