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セリエAの試合中に発作起こしたサポーターが死去…アストーリの追悼試合で

text by 編集部 photo by Getty Images

カリアリ対フィオレンティーナ
カリアリ対フィオレンティーナ戦で悲劇【写真:Getty Images】

 現地時間15日に行われたイタリア・セリエA第28節のカリアリ対フィオレンティーナ戦で、試合中に発作を起こした観客が死去する悲劇が起きた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 試合はホームのカリアリが2-1で勝利を収めた。カリアリが2-0でリードしていた80分頃に、カリアリサポーターの45歳男性が心臓発作に見舞われ、救急隊による迅速な処置の甲斐なく亡くなったとのことだ。

 奇しくもこの試合は、昨年急死した元イタリア代表DFダビデ・アストーリの“追悼試合”と位置づけられた一戦だった。両チームでプレーしたアストーリを思い、背番号にちなんだ前半13分には観客席からチャントが響き渡った。

 亡くなったダニエレ・アツォーリさんのイニシャルがアストーリと同じ「DA」であったことも「運命の皮肉」だと伊メディアは伝えている。一方で、倒れたアツォーリさんが救急隊の処置を受けていた際、フィオレンティーナ側の一部サポーターが不謹慎なチャントを歌っていたことも明らかとなり、ファンやメディアからは批判の声が上がっている。

【了】

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