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セリエA 7年前

セリエA歴代ダメ会長5人。未成年買春にマネーロンダリング…キャラ濃すぎな権力者たち 【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マウリツィオ・ザンパリーニ

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マウリツィオ・ザンパリーニ元会長【写真:Getty Images】



マウリツィオ・ザンパリーニ(パレルモ)
在任期間:2002年~2018年

 セリエAに昇格できず下部カテゴリーでもがいていたパレルモだったが、マウリツィオ・ザンパリーニの登場によって状況は変わった。スーパーマーケットのチェーン展開で築いた財力を生かし、クラブを変革。セリエAの有力クラブへと押し上げた。

 短気な性格でも知られ、少しでも成績が落ち込むと容赦なく監督を解任した。わずか1試合でクビにしたり、一度切り捨てた監督を呼び戻すなど、目の前の事象にとらわれがちだった。会長就任から15年間で、39回も監督を交代。パレルモの指揮官は実に45人にも上った。

 ザンパリーニの存在なくしてパレルモの成長はなかったのは確かだ。しかし一方で、監督をひっきりなしに替えるなど中長期的なビジョンには欠けていた。結局、スクデットを獲得するような強豪に仕上げることはできなかった。その後、ザンパリーニはクラブを10ユーロで売却。パレルモは新たな体制となっている。

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