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香川真司、長友佑都と公式戦初対決なるか。「盛り上がってくれると思う」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
ベシクタシュの香川真司【写真:Getty Images】

【ベシクタシュ4-1 アンカラキュジュ スュペル・リグ第30節】
  
 トルコ・スュペル・リグ第30節、ベシクタシュ対アンカラキュジュが現地時間28日に行われた。試合は日本代表MF香川真司が所属するホームのベシクタシュが4-1で勝利した。

 64分から途中出場を果たした香川は「3-0だったのである程度もう、もちろん1点は失いましたけど、すぐにまあでもゲームはコントロールしながらやれれば問題はないと思っていたんで、まあ、入った状況はすごく楽でしたね」と語った。

 81分にチーム4点目のアシストを記録した。「ここ数試合結果というものが付いてこなかったので、そういうアシストっていうのは次に繋がると思いますし、欲を言えば、チャンスがあったので、決め切りたかったですけど」と試合を振り返った。

 5月5日にはガラタサライとのイスタンブール・ダービーがある。「ここ数試合、安定性を欠けていると思っているので、守備っていうところでは、距離感であったり、失い方っていうのが非常に悪いものがあると思います」と香川は守備の重要性を説いた。

 続けて「上のチームとやる時にはそこ、彼らは取ってくると思うので、気を引き締めてやらない限り、この勝利に浮かれている余裕はないですし、逆に次の試合はより厳しい試合になると思っているので、より一層いいトレーニングをしないと、チームとしてどう戦っていくのかというものを次、より明確にしていかないと、厳しい戦いになると思いますけど」と話す。

 ボルシア・ドルトムントではシャルケとのレヴィアダービーを経験するなど大一番では結果を残してきている香川は「アウェイだからこそより積極的に、そしてチームとしてどう戦っていくのかっていうのをより明確に示していかないと、中途半端になっちゃうと、相手のスタジアムなのでね、非常に厳しい戦いになると思っているので、より強い、積極的なものが求められると思います」と活躍するための心得を説いた。

 ガラタサライには長友佑都が所属しており日本人対決の実現も期待されている。ただ本人は「特に個人的な感情はないです」と前置きしながら「マンチェスター(・ユナイテッド)の時にプレシーズンで1試合やりましたけど、公式戦という意味では初めてなのでね。非常に、日本のファンの人含め、盛り上がってくれると思うし、ただ、それとは別でやはり僕たちは勝利を目指さないと、今のチーム状況的にも、まだまだ上に行くチャンスはあるのでね」と意気込みを語った。

「僕たちは他力的なところはあるんで、まずは一試合一試合やり続けないといけないし、それ以上にやはり、修正するところ、が特に次の試合に向けては、ミスが許されない。今日のような前半だったり、60分、70分までの戦いだったら、非常に痛い目にあう可能性が十分に高いので、そこは修正していかないと、いけない危機感の方が非常に強いです」と語る香川。優勝を目指すうえではもう1試合も負けられない気持ちで大一番に挑む。

(取材:本田千尋、文・構成:編集部)

【了】

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