香川真司×リャイッチ、ファンタジスタの共鳴。輝きを増す武器、次節・長友佑都との直接対決へ

トルコ1部スュペル・リグ第30節が28日に行われ、ベシクタシュはアンカラキュジュを4-1で下した。この試合に途中出場した香川真司は、セルビア代表のファンタジスタと見事なコンビネーションを披露しダメ押しゴールを演出。次節ガラタサライとのダービーマッチに向け、虎視眈々と牙を研いでいる。(取材・文:本田千尋【イスタンブール】)

2019年04月29日(Mon)12時25分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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香川がもたらした変化と結果

香川真司
ベシクタシュの香川真司がアンカラキュジュ戦でアシストを記録した【写真:Getty Images】

 綺麗なワンツーだった。80分、ペナルティエリアの手前。左のアデム・リャイッチからのパスを、香川真司は倒れながら、左足ダイレクトで前方へ出す。絶妙なリターンを受け取ったリャイッチは、敵のGKを嘲笑うように、チップキックで軽やかにゴールを決める。4月28日に行われたスュペル・リグ第30節。3-1とリードを広げていたベシクタシュが、アンカラキュジュを突き放す。

 香川は64分からの途中出場だったが、久々に「アシスト」という「結果」を出したことに、一定の手応えを得たようだ。
 
「ここ数試合、結果というものがついてこなかったので、そういうアシストっていうのは次に繋がると思います」

 “技術者”同士のコンビネーションが、いよいよ成熟してきたのだろうか。リャイッチとは「イマジネーションの共有」が可能であることを語っていた香川。「違う変化をチームに与えて、ゴールまでしっかりと繋げて、結果を残していければいい」。セルビア代表のテクニシャンとの共演で、チームにポジティブな効果をもたらそうとしていた。

 4月13日のイスタンブール・バシャクシェヒル戦では、リャイッチからのリターンで日本代表MFがループでゴールを狙うなど、兆しはあった。だが、「ゴールまでしっかりと繋げ」ることができたのは、このアンカラキュジュ戦が初めてのことだ。

 もちろん試合も終盤に差し掛かり、敵の守備が少し緩んでいたところもある。それでも密集地帯での正確なプレーは、香川ならではの持ち味。それこそリャイッチを除けば、同様のパスを出すことができそうな選手はベシクタシュの中に見当たらない。

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