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南野拓実所属ザルツブルク、悲願のCL本戦出場が“ほぼ”確実。条件は…

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】

 今季チャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出する2チームは、イングランドのリバプールとトッテナムに決定した。この結果、日本代表FW南野拓実が所属するオーストリアのザルツブルクは、来季CLのグループステージ出場が“ほぼ”確実な状況となった。

 リバプールは今季のプレミアリーグで優勝を争っており、2位以内がすでに確定。4位に位置するトッテナムは残り1試合の時点で5位のアーセナルに勝ち点3、得失点差8の差をつけており、最終節でよほどのことがない限りCL出場圏内の4位以内を確保することができそうだ。

 CLで優勝したチームには来季CLグループステージの出場権が与えられるが、今季CLでリバプールとトッテナムのどちらが優勝したとしても、そのチームはプレミアリーグの順位によりすでに出場権を獲得している可能性が高い。欧州サッカー連盟(UEFA)の現在のレギュレーションによれば、その場合はカントリーランキング11位の国のリーグ王者が、CL予選プレーオフ出場からグループステージ出場へと繰り上げられることになる。

 ランキング11位であるオーストリアの王者は、今月5日の試合で国内6連覇を決めたザルツブルク。プレミアリーグ最終節でトッテナムとアーセナルの順位に逆転が起こった上でトッテナムが今季CLで優勝しない限り、ザルツブルクは来季CLグループステージ出場権を手に入れられる。

 ザルツブルクは今季までの13年間で11回にわたってCL予選に出場しながらも、そのたびに敗退してグループステージ出場を逃してきた。悲願の舞台はあと一歩に迫っている。

【了】

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