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昌子源、「俺ら次第やん」が通用しない。直撃取材で吐露した本音と残留争いの苦悩

トゥールーズは残留を決められず

昌子源
リーグ・アン第36節、アミアン戦後に取材に応じたトゥールーズの昌子源【写真:小川由紀子】

 5月11日に行われたリーグ・アン第36節。昌子源が所属する現在15位のトゥールーズは、このアミアン戦に勝利すれば、残留が確定するはずだった。のだが、3ポイント差でトゥールーズを追うアミアンが、満員御礼のホームグラウンドで奮闘し、結果は0−0のドロー。残留確定は、次戦に持ち越しとなった。

 試合は、フォワードに馬力系選手を揃えるアミアンが「数打ちゃ」とばかりにシュートを撃ち込んでくるのをトゥールーズが守る展開で、なんとかクリーンシートに抑えたDF陣は殊勲ものの働きだった。が、公式記録では3本となっているシュートを見た記憶がまったく残っていないほど、攻撃面では、トゥールーズに点の入りそうな予感はまったくなかった。

 1月19日の第21節ニーム戦でデビューして以来、ここまでリーグ戦16戦に連続フル出場している昌子も、彼いわく「“ザ・フランス”的」なフィジカル自慢の相手フォワードをそつなく封じこめて零封に貢献。

 終盤、ゴール前で出したパスが相手に当たって、際どいピンチを招きそうになった場面については、「ゴールキックになったからよかったけど、ああいったひとつが命とりだと思うし気をつけたい」と反省しきりだったが、ゴリゴリ押し込んでくるタイプの選手とのマッチアップについては「成長しているのを感じた」と手応えも口にした。

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