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レアルの伝説サモラノ、久保建英の成功を確信「2、3年後には重要な選手に」【コパ・アメリカ】

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

イバン・サモラノ
テレビ解説者としてブラジル入りしていた元チリ代表のFWイバン・サモラノ氏【写真:舩木渉】

 日本代表は現地時間17日にコパ・アメリカ2019の初戦、チリ戦に挑む。その前日にあたる16日には両チームの公式記者会見が行われた。

 会場には両国のメディアのみならず、ブラジルやコロンビアの記者たちの姿も。その中に、チリサッカー界の英雄的存在であるイバン・サモラノ氏がいた。

 サモラノ氏はチリ代表で通算69試合出場34得点、1998年のフランスワールドカップ出場、2000年のシドニー五輪銅メダルと輝かしい実績を残してきたストライカー。クラブレベルではセビージャやレアル・マドリー、インテル、クラブ・アメリカなどで長く活躍した。

 4年間在籍したマドリーでは毎年二桁得点を挙げ、1994/95シーズンにはリーグ得点王にも輝いている。そんな世界的名門クラブで活躍する難しさや誇り高さについて熟知するサモラノ氏に、直撃インタビューを敢行した。

 聞いたのはもちろん「久保建英のマドリー移籍」について。古巣の“後輩”となる日本の若手MFについて、サモラノ氏は「久保は若く、偉大な選手になる可能性を秘めている。最も重要なのは落ち着いてプレーすること」と指摘した。

 さらに「マドリーは世界屈指のクラブ。そこでプレーすることには大きな責任がともなう。だが、2、3年後に久保はマドリーで重要な選手になっていると思う」と今夏からBチームに加入する18歳の若手の成功に太鼓判を押した。

 果たして久保はマドリーのレジェンドの前で、その実力を証明できるか。コパ・アメリカ2019のグループリーグ初戦、日本対チリは日本時間18日8時(現地17日20時)キックオフ予定となっている。

(取材・文:舩木渉【ブラジル】)

【了】

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