レアル・マドリーに所属するスペイン代表FWルーカス・バスケスは、アーセナルへの移籍に向けて両クラブ間で交渉が行われているとみられている。スペイン紙『アス』が5日付で伝えた。

　マドリーの下部組織出身であるルーカスは、2015年からトップチームでプレー。これまで4年間で公式戦183試合に出場し、チャンピオンズリーグやクラブワールドカップなどのタイトル獲得に貢献してきた。

　アーセナルのウナイ・エメリ監督がそのルーカスの獲得を熱望し、両クラブ間で移籍に向けた交渉が行われているという。移籍金は3200万ユーロ＋ボーナス300万ユーロで合計3500万ユーロ（約42億6000万円）前後となることが想定されている。

　マドリーのジネディーヌ・ジダン監督はルーカスに対し、FWルカ・ヨビッチやFWロドリゴの加入もあり、出場機会を与えるのがこれまで以上に厳しい状況になると伝えたとのこと。本人も、スペイン代表でのEURO2020出場を目指すため、出場機会増加に向けて移籍を望んでいるとされている。

　アーセナルのほか、インテルやバイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマンもルーカスの獲得に関心を示しているとスペイン紙は伝えている。マドリーは8日に北米キャンプへ出発することもあり、その前にチームを離れる選手の移籍交渉を終えたいと考えているようだ。

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