レアル・マドリーの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英は、Bチームであるレアル・マドリード・カスティージャでのデビューを飾った。スペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えている。
入団時にカスティージャ加入が発表されながらも、マドリー合流直後からトップチームの一員としてプレーしてきた久保。プレシーズンのアメリカ遠征やドイツ遠征に帯同し、トップチームのスター選手たちに混じって練習や試合に参加してきた。
だが7日にオーストリアでレッドブル・ザルツブルクと対戦したトップチームには招集されず。スペインに残ってカスティージャのラウール・ゴンサレス監督の指揮下に入り、アルコルコン(2部)との親善試合に出場した。
同じくトップチーム招集外となったブラジル人FWロドリゴ・ゴエスとともに久保は先発で出場。『マルカ』は久保が新たなチームメートたちともすぐに馴染んでいたこと、試合序盤に立て続けに好プレーを見せていたことなどを伝えている。
一方のロドリゴも39分にチームの先制ゴールを記録。70分に2人がベンチに下がった際には観客席からの盛大な拍手で見送られたとのことだ。チームはさらに2点を加え、カテゴリ的には格上である相手に3-0で快勝した。
マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長はオーストリアには向かわず、カスティージャの試合を観客席で観戦。久保とロドリゴが「特別な立場の選手である証拠」であり、会長は「プレシーズンのセンセーションだった2人の18歳を見逃したくなかった」と『アス』は述べている。
昨季のFWヴィニシウス・ジュニオールと同様に、久保は基本的にはカスティージャでプレーを開始しつつ、トップチームのジネディーヌ・ジダン監督から声がかかるのを待つことになると見込まれている。一方で、スペインメディアではリーガ1部のバジャドリーへレンタルされる可能性があるとの報道もある。
【了】