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W杯最終予選で日本の脅威に!? ブラジル出身FWエウケソンが中国代表入り

text by 編集部 photo by Getty Images

エウケソン
エウケソン【写真:Getty Images】

 中国スーパーリーグ(CSL)の広州恒大に所属するブラジル出身のFWエウケソンが、カタールワールドカップアジア予選に向けて中国代表に初招集された。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。

 現在30歳のエウケソンは2013年に広州恒大に加入すると、CSLで2年連続の得点王に輝き、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と2015年の優勝に大きく貢献。2016年に移籍した上海上港で3年半を過ごしたあと、今夏から広州恒大に復帰している。

 そのアジア屈指の強力FWが、中国代表としてプレーする見通しとなった。ブラジル代表に一度招集された経験はあるが試合に出場していないエウケソンは、2013年から中国でプレーしていることで代表入りの資格を得たとのことだ。

 中国にルーツを持たない選手の中国代表入りは史上初になるという。今年5月には元U-19イングランド代表のMFニコ・イェナリス(帰化して中国名「李可」)が帰化選手として初のデビューを飾ったが、同選手は母親が中国系である。

 ファビオ・カンナバロ前監督がわずか2試合で退任し、マルチェロ・リッピ監督が復帰した中国代表は、9月10日に行われるモルディブ戦でワールドカップアジア2次予選をスタートさせる。最終予選で日本代表と対戦することになれば、ACLでJリーグクラブもたびたび苦しめられたエウケソンは大きな脅威となるかもしれない。

【了】

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