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久保建英と同世代…イングランドで活躍する10代選手、能力値&市場価格ランキング・トップ5【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位

フィル・フォーデン
フィル・フォーデンの能力値や昨季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

4位:フィル・フォーデン(U-21イングランド代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:2000年5月28日(19歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
ポジション:MF
昨季リーグ戦成績:13試合出場/1得点0アシスト

「ずば抜けた若手選手だ。イングランドはダイヤモンドを持っている」。昨季のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ最終節のホッフェンハイム戦後の会見で、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督はこう発言していたという。そんな言わずと知れた名将に「ダイヤモンド」と称された選手こそ、MFフィル・フォーデンである。

 シティの下部組織出身である同選手は、2017年に行われたU-17ワールドカップにイングランド代表として出場し、同国を優勝に導いただけでなく自身も大会のMVPに選出されるなど輝きを放った。すでに世界中からその才能を認められており、「イングランドの至宝」との呼び声も高い。間違いなく、将来のスリーライオンズを牽引していく存在となるだろう。

 トップ下やインサイドハーフでのプレーを基本としている同選手は、複数のDFに囲まれてもボールを失わないキープ力に長けている。身体の使い方が非常にうまく、まるで魔法をかけているかのような、しなやかな動きでボールをコントロールする。また、オフ・ザ・ボール時の動きにも高い質を持っており、そうした部分は自身が影響を受けていると明言しているダビド・シルバに重なるものがある。パスセンスも高いため、シティのスタイルには合う選手だ。

 ただ、将来有望なフォーデンは選手層の厚いシティにおいて絶対的な主力選手ということでもない。今季もリーグ戦は第1節のウェストハム戦に途中出場したのみとなっている。それでもグアルディオラ監督がその才能を高く評価しているのは明らかで、チームには必要な選手と見ていいだろう。今後の更なる成長に期待だ。

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