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セリエA 5年前

久保建英と同世代…イタリアで活躍する10代選手、能力値&市場価格ランキング・トップ5【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位

エリフ・エルマス
ナポリに所属するエリフ・エルマスの能力値や昨季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

3位:エリフ・エルマス(ナポリ/北マケドニア代表)
生年月日:1999年9月24日(19歳)
市場価格:1000万ユーロ(約12億円)
ポジション:MF
昨季リーグ戦成績:29試合出場/4得点0アシスト(フェネルバフチェ)

 ナポリは今夏、FWイルビング・ロサーノやDFコスタス・マノラスを獲得するなど充実な補強を行った。MFハメス・ロドリゲスの獲得は実現しなかったが、揃える戦力は申し分ない。

 そんなナポリにおいて注目されている新加入選手の一人がMFエリフ・エルマスだ。「マケドニアの至宝」と称される同選手は2017年6月にわずか17歳で代表デビューを果たした超逸材。今夏の移籍市場でその動きが注目されていたプレイヤーの一人であり、インテルやレアル・マドリー、ラツィオといった実力屈指のクラブが熱い視線を注いでいた。

 母国マケドニアのFKラボトニツキの下部組織出身であるエルマスは2015年、わずか15歳でトップチームへ昇格。2016/17シーズンにはリーグ戦33試合で6得点7アシストの成績を収めるなど国内でその評価を高めた。

 翌2017/18シーズンにはトルコの強豪フェネルバフチェへ移籍。加入1年目は出場機会に恵まれず苦しんだものの、昨季はリーグ戦29試合で4得点をたたき出すなど主力に定着している。そして今夏、激しい争奪戦の末ナポリがエルマスの獲得を決めている。

 エルマスは主にインサイドハーフやボランチとしてプレーする。空いているスペースへ果敢に侵入できる選手で、足下の技術力も高いためボールキープのうまさも申し分ない。平均支配率が高いナポリにとってはうってつけの選手と言える。また、守備時は自陣にまで戻って粘り強くボールに絡むことができ、競り合いでも強さを発揮する。チームにもたらす貢献度は高いと言えるはずだ。

 カルロ・アンチェロッティ監督の下、エルマスは今季リーグ戦3試合に出場。うち2試合は途中出場という形だが、指揮官からの信頼は確かだと言えるだろう。次なる目標はスタメン奪取だ。

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